潜在意識は、「善悪」「主語」「エンドレス検索機能」の3つの他に、認識できない事があります。

 

それは「時間」です。

 

過去、現在、未来です。

 

話している時は、潜在意識は常に「今起きている事」と判断をしてしまいます。

 

過去を思い出して人に話している時に、悲しかった事を思い出して涙する事があります。

 

これは潜在意識の中では過去ではなく、今起きている事になるからです。

 

過去に失敗した事も記録を読み返していると、当時の記憶が蘇ってきて、同じ感情体験をします。

 

その感情体験を繰り返す事で潜在意識では、現在起きている事と判断して、その記憶をさらに強化します。

 

未来について楽しい話をしている時も同じ事が起こります。

 

それが未来の事で、まだ起こっているかいないかは関係ありません。

 

潜在意識はそれがあたかも現在に起きている事のように錯覚するのです。

 

なので、何度も同じ未来の夢を繰り返し語ると、潜在意識では、今起きている事と判断され、ワクワクに包まれた気分になります。

 

「否定の無い空間」で仲間たちと未来を語り続けていると、まるで自分がその未来にすでに飛んで行っている気分になるだけでなく、その未来を実現する方法までが見えてくるのです。

 

どんな言葉を使い、どんな事を紙に書き出し、どんなトークをするのか。

 

これは潜在意識の観点から見ても、人間に及ぼす影響力は計り知れません。

 

そう考えると人間というのは不思議な生き物です。

 

その時どんな言葉を発して、どんなイメージをするのかで、時空を飛び越える事ができるのですから。

 

頭で再現される過去、そして頭で思い描く未来は、現実に起きている事だと判断されます。

 

この心の状態をつくる司令塔、それが自分自身が発する言葉なのです。

 

レーシングドライバーは壁にぶつかりそうになった時、どうクラッシュを回避するか知っていますか?

 

目をつむったり壁を見たりせずに、自分がハンドルを切る方向を見るのです。

 

つまり、抜け出す場所を瞬間的に見る訓練を常にしているという事です。

 

回避方向を見ることで、車が逃げ道の方に向かっていくようになり、クラッシュを避ける事ができるのです。

 

これと同じように、プラスの言葉を習慣化する事により、自分にとってマイナスな現象が起きそうになった時、言葉というハンドルを使って、現実を良い方向に変えていくのです。

 

良い言葉を使えば、マイナスな方向に突っ込んでいかなくても済みます。

 

これは何かが起きるたびに、その場で考えて良い言葉を使うというより、日頃から訓練して習慣化した方が早い事は言うまでもありません。

 

言葉にして、潜在意識にセットする事が先、そうすればやり方はその後に自然と見えてきます。

 

自分がゴールを設定して、その実現イメージを言葉にして潜在意識に刷り込んでいくと、潜在式意識はそのゴールを達成する為の手段を捕まえるようになります。

 

つまり、心の底から「こうなりたい」と口に出し、それを脳が拾った時、潜在意識が検索を開始して、そうなる為のチャンスが転がっている事に気が付き始めます。

 

人の心は自分の欲しいものや、興味があるものが目につくようになっています。

 

という事は、裏を返せば、その人が見ているモノはその人が必要としているモノだという事になります。

 

愚痴を言う人は、潜在意識で自分が愚痴を言いたくなるような事を探しているのです。

 

逆に、「私は運が良い」と口に出し、いつもご機嫌な人は、潜在意識が「自分はやっぱり運が良い」と思う為の要素を見つけ出してきます。

 

多くの人が、幸せも不幸も他人が原因のように思いがちですが、実は誰でもなく自分自身が引き寄せているものなのだと、このカラクリを知ると分かるはずです。

 

自分と他人が目で見ているモノは同じだとしても、見ている所が違います。

 

例えば、1本のペットボトルのジュースを見たとします。

 

多くの人は、そのジュースが何色で何味で何という名前の商品なのかという部分に注目すると思います。

 

ですが、広告業で働いている方はそうではないと思います。

 

どういうデザインで、どういうキャッチコピーで売ろうとしているのかという所に目が行くと思います。

 

そして、デザイン系の仕事をしている方は、どういうロゴなのかに目が行くと思います。

 

ボディメイクをしていたり栄養士の方は、栄養価と原材料に目が行くと思います。

 

たった1本の普通に売っているジュースだけでも、これだけの情報量があり、人それぞれ見る所が違うのです。

 

広告業の方は、「こういうキャッチコピーを使えば売れるのか」と思い、デザイン系の仕事の方は「こういうロゴにすれば見やすいし、インパクトもあり定着しやすいのか」と思ったり人それぞれ思考が違うのでどんどん差ができるのです。

 

これを人生という長い時間にあてはめると、どれだけのモノを見てどれだけの事を感じるのかを想像すれば莫大な量を見ているのが分かると思います。

 

なので、人と人とで差ができて当然なんです。

 

どの方向に人生を向かせるかは思考です。

 

思考は言葉で変わります。

 

何が1番大切なのかよく考えて、習慣化して下さい。

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